2018.07.17
近年、関東でも大雪がふり、屋根に積もった雪が滑り出すことでカーポートが壊れてしまったアクシデントが多発しました。
残念な思いと共に自然災害であるがゆえに泣き寝入りしてしまった方も多くいました。
まだまだ多くの人に知られているとは言い難い火災保険の風災・雪災・ひょう災補填を利用しての修理工事ですがインターネットの普及によりだいぶ認知度が高まってきました。
避けられない自然災害による被害から被保険者を守る手段ではありますが、この手の工事でよく知られる屋根修理工事だけでなくて意外なものまで適用されます。
今回は言われてみなければ気づかないような意外な適用対象に関してご紹介いたします。
駐車場の屋根として一般的なカーポート、多くの住宅で目にすることができます。
関東でも大雪で多くのカーポートが被害を受けましたが実は火災保険の適用を受けられます。
知っているか知らないかの差が本当に大きく、保険会社もわざわざ教えてはくれない為、知らない人が多いです。
カーポートの役割は車が雨ざらしになることを防ぐ為にあります。
雨ざらしや紫外線による劣化を車から守ることで車の耐久性向上に寄与します。
そのほかにも車に雪が積もるのを防ぐことや飛来物から守るなど突然の衝撃にも効果を発揮。
雨天時の乗り降りに雨が吹き込まないことや車内の温度上昇を抑えるなどの利便性もあります。
カーポートは法的に建築物の扱いである為、防火性、耐久性が求められます。
最も多いのがプラスチックの一種であるポリカーボネート製品です。
熱、衝撃、加工のしやすさ、価格が安定していることから多く普及しています。
形状や紫外線カット機能、カラーバリエーションも種類が多いのが特徴。
その他に金属製、アルミ製は錆に強く耐久性も高いことからポリカーボネート製品よりは少ないものの市場にあります。
多くの事例は積雪での破壊です。
カーポートは法的に建築物なので積雪で壊れないようにはなっています。
例えば関東近郊では積雪20cmの雪に対応するようになっていますが、大雪の積雪は20cmをはるかに凌ぐものになります。
また、さらに怖いのは建物本体の屋根に積もった雪が滑り出しカーポートに落下してしまうことです。
これにより関東でも多くのカーポートが犠牲になりました。
もちろん大きな雪の塊が一度に落下してくるものに耐えられるようには設計されておりませんので一溜まりもありません。
TVアンテナは地上デジタル放送やその他の衛星放送などを見るためのUHFアンテナを指します。
ケーブルテレビやフレッツ光など視聴方法も多様化してきましたが月々の料金がかからないアンテナでの視聴の需要は健在です。
実はTVアンテナも建物の一部と見なされる為、自然災害によって壊れた場合は火災保険の適用が可能です。
TVアンテナの役割は関東で言えばスカイツリーなどのテレビ塔や送信所から各家庭に電波を受信する為にあります。
八木式アンテナと呼ばれる魚の骨のようなアンテナが一般的ですが最近は美観上の観点から四角いボックスを外壁に取り付けるタイプも出てきました。
ただ、肝心の電波のキャッチの精度で図ると既存のアンテナの方が性能が良いです。
主材料は金属、アルミ製が多く普及しており安価なものであれば1万円以下で購入できます。
しかし耐久性やサビなどから10年程度での交換が必要。
少し値は張りますがステンレス製だと丈夫でサビの心配もないです。
そんなTVアンテナですが細長い形状から強風の煽りを受けやすく、足元の固定もそれほどではない為、強風や雪の重みで折れてしまうことがあります。
特に台風などのように単方向の力だではなくあらゆる方向から力が加わる場合は少しづつ強度が下がり壊れてしまいます。
「建物」「家財」と資産を分けて考える火災保険においてTVアンテナは「建物」に属します。
風災・雪災・ひょう災の補填は「建物」に付帯する為、TVアンテナも補填されるというわけです。
庭や建物の裏に外で使うものを収納する物置を設置しているご家庭は多いと思います。
たかが物置と思いますが大きなものによってはかなり値段も張ります。
この物置も他の建物の付帯物と同じ理由で火災保険の適用がされることがあります。
物置の役割は外部収納です。
ガーデ二ング道具やペット道具、スポーツ道具など室内に収納しきれない物や水分や泥を含む物などを収納することに利用され、とても便利です。
様々な建築の外装で使われる金属であるガルバニウム鋼板でできているものが多いです。
その他プラスチック製などもあります。
ホームセンターなどで購入する後から作る物置は耐久性が法的に要求しきれない為、防火、耐久性ともに業者の性能に頼るしかありません。
安ければ安いなりの耐久性となる為、雪が積もった重みで天板が耐えられなくなり壊れてしまうことがあります。
敷地の外側を守るフェンスですが火災保険上の「建物」に属しますので自然災害を受けた際には火災保険の適用を受けられます。
防犯上や敷地の境界を明示するためフェンスはどこのご家庭にもなくてはならないものです。
敷地の境界線に設けることで防犯上の役割を担います。
そのほかに内側からの安心感や、隣の敷地との干渉を防ぐ等の役割があります。
フェンスには色々種類があり、防犯度により壁のようにシャットアウトするものもあれば、視線が抜ける網のフェンスや植物が植生しやすいフェンス、デザインに富んだ木製のものなど種類も豊富です。
最も多く見るのが網のフェンスですが金属やプラスチック製が主流です。
従来は金属が多かったですが、劣化や変形に強いプラスチック製が近年多くなってきました。
木製フェンスはデザイン性を重視し採用されることが多いですが、塗り替えの必要や劣化の速さからメンテナンスが必要です。
フェンスは足元のコンクリートブロックにモルタルで固定されます。
足元だけ固定されているので上部は繋がれておらず、強風などの繰り返しで足元の固定が少しづつ劣化していき壊れてしますことがあります。
強風で壊れたフェンスは痕跡がわかりやすく、火災保険の適用も受けやすいです。
屋根以外の火災保険適用対象について今回はご紹介させて頂きました。
諦めていたものや、意外なものなどあったかと思います。
この他にも太陽光発電のパネルなども適用されることがあります。
しかし、これら全てがどんな時でも適用されるとは限りません。
カーポートや物置などホームセンターで購入する後付けのものは防火性能や耐久性能が建築基準法に満たしていないものがあります。
このような場合や施工が不十分な場合は適用されないこともあります。
また、火災保険の契約内容上、補填内容に含まれない可能性もあります。
屋根修理より確実でない為、おりたらラッキー程度で問い合わせするぐらいがちょうど良いかもしれません。
屋根は建物を飛来物や雨、直射日光から守る大切な役目を持っています。そんな大事な屋根の寿命を少しでも伸ばすのは日々のメンテナンスであることは言うまでもありません。
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