2019.11.22
台風のなどの災害のあとは屋根の被害が心配になるもの。
瓦のずれや損傷、傷みがないかチェックするために屋根に上るといいう人も多いのではないでしょうか。
屋根に上る際に一般的に広く使われる作業ツールとして代表的なのがはしご。
多くの人にとって身近なツールである一方、意外と正しい使用方法を理解していないという人が多いのも現状です。
使用方法をしらないまま使っていると、はしごからの転落や転倒といった事故につながります。
はしごから転落した際のケガは軽傷で済むことは少なく、約7割の人が入院を必要とするほどのケガを負う危険なものです。
今回は、正しいはしごのかけ方について詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んでください。
はしごを使用して作業をする際に起きる事故で多いのが、上り下りの際に発生する転落事故です。
転落事故が発生する原因は、消費者庁の発表したデータによると、大半がはしごの使用方法の誤りや、バランスを崩したことによる転落でした。
また下記の表を見るとわかる通り、ケガの程度も決して軽くありません。
転落したうち、軽症で済んだ人はわずか36%で、中等症から重症に至ったケースは60%以上です。
半数以上の人は入院が必要な治療や骨折をともなったケガをしたことがわかります。
はしごの転落事故はそれほど軽症ですむ確率の低い事故であることを認識しておきましょう。
出典:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/141222kouhyou_1.pdf
はしごからの転落事故が年代別で多いのは50歳代以上の高齢者で、その数はなんと73%にものぼります。
自分の身体能力を過信した結果、バランスを崩したり踏み外したりして転落するケースが多いです。
とくに50代はまだまだ体力的にも元気な時期ではありますが、自分の予想以上に身体能力が低下しているなど、その差が大きくなりやすい時期でもあります。
過信することなく、より確かな安全への配慮が必要です。
出典:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/141222kouhyou_1.pdf
はしごを使用して屋根に上る前にまず、はしごを架けられる状態であるかをチェックします。
チェックする項目は作業環境と天候であり、下記のような場合ははしごを使った作業はやめましょう。
はしごを上るときや屋根での作業をするときには万が一に備えた準備が必要です。
装備もそのひとつで、最低限でも下記にあげる装備はしておきましょう。
出典:https://store.workman.co.jp/item/item.html?i=1088
頭部を保護するためのものです。
はしごを上る人はもちろん、下で支える役目となる人も装着しておきましょう。
上る人は、屋根から落ちた際や上るときに頭をぶつける可能性があり、下で支える人は劣化した屋根の破片や、作業用の工具が上から落ちてくる場合があります。
万が一の際に頭の衝撃を和らげるために必ず装着しましょう。
出典:http://150.60.124.217/webshop/html/products/detail.php?product_id=70
はしごからの転落事故では、滑落や踏み外しも大きな原因のひとつに入ります。
また屋根上はとても滑りやすくなっていますので、通常のスニーカーなどではなく滑り止めの付いた屋根用の作業靴や足袋靴を使用しましょう。
稀にサンダルで屋根にあがる人もいますが、踏ん張りが効かず脱げてしまう可能性も高いため、サンダルでの作業は厳禁です。
屋根から転落すると2階であっても死亡につながります。
出典:https://www.showaglove.co.jp/professional/application/diy
手も足と同様に滑り止めのついた作業用グローブを装着しましょう。
作業時の手のケガ予防になり、はしごを使用するときにも滑り防止の役目を果たします。
出典:https://www.monotaro.com/g/00020964/
はしごで屋根に上ったらはしごと雨樋を固定させる必要があります。
そこで使用するのが荷止め用のベルトです。
はしごを固定させない状態で使用すると、強風や揺れではしごのバランスが崩れ転落につながります。
はしごは誰でも簡単に使用できる作業アイテムですが、意外にもはしごの使用方法や立てかけ方を理解している人は多くありません。
とくに下記の注意事項を知らなかったという人がほとんどです。
このことから、はしごを使用する前に今一度使用方法を見直しておきましょう。
出典:https://www.hasegawa-kogyo.co.jp/support/howto/hashigo.php
はしごの立てかけ角度の原則は75度です。
これ以上傾斜が急になると後ろ向きに倒れる危険性があり、逆に傾斜が緩すぎると足場が滑り前方に倒れてしまいます。
出典:https://www.lixil.co.jp/reform/yougo/kouhou/mokuzou/33.htm
次にはしごを立てかける場所についてです。
はしごは必ず地面と平行になっている軒先に架けるようにしてください。
屋根が斜めになっている部分をケラバといいますが、ケラバにはしごをかけると固定が難しく横滑りの原因となります。
出典:https://www.hasegawa-kogyo.co.jp/support/howto/hashigo.php
はしごからの転倒で多いのが、足もとが安定していなかったことが原因による事故です。
はしごを設置した地面が平たんでなかったり、滑る場所であったりしたことからバランスが崩れ転倒につながります。
はしごで昇降するときは階段を上るときの姿勢のまま、手と足で確実に足場と手を安定させながらおこないます。
階段を降りるときのようにはしごを昇降すると、かかとが滑りやすく危険です。
出典:https://kawahara-stove.com/blog/2016/07/26/post-0/
はしごを架け屋根に付近にきたら、はしごと屋根を固定させます。
軒先に雨どいがある場合は、雨どいを使って固定させましょう。
これにより風や揺れが起こってもはしごが滑ることはありません。
しっかりとはしごを固定させるため、はしごの上端じゃ接地面から60cm以上は出しておくようにしましょう。
これにより多少の固定力が高まり安全性が増します。
ここまで、事故につながるケースやはしごのかけ方までを解説してきましたが、おさらいとして注意点をもう一度確認しておきましょう。
重複する部分もありますが、はしごの上り下りや屋根作業時の転落事故は、重大な事故につながるケースが非常に高い事故です。
念には念を入れて確認しておきましょう。
はしごは多くの人が扱うことのできる身近な作業ツールである一方で、正しい使用方法が浸透していない一面もあるのが現状です。
はしごを使用した転落や転倒事故は、重大な事故につながる可能性が非常に高く、とくに50代以上の高齢者にかけては事故数が多い傾向にあります。
自分の身体機能を過信することなく、安全第一で作業をおこなうようにしましょう。
作業面で少しでも不安な場合は、迷わず業者に依頼することを強くおすすめします。
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