2019.11.22
長く住んでいると、気になるのが屋根の老朽化です。
屋根が古くなると屋根材の劣化から、排水不良を起こし雨漏りの危険性が高まります。
とくに谷樋の設置が必要となる屋根の形状では、雨水が集中する谷樋からの雨漏りが多いのだとか。
初期であれば一部の補修で対応できますが、進行すると下地が腐食してしまい全面葺き替えが必要となる場合もあります。
葺き替えとなると費用も高額になるため、できれば修繕費を抑え最低限ですむようにしたいですよね。
では日ごろどのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
そこでこの記事では、谷樋から雨漏りする原因と対策方法に至るまでをまとめました。
是非参考にしてください。
出典:https://kamisei.co.jp/news/772
谷樋(たにとい)とは、屋根が谷構造になっている部分に作られる樋のことです。
図のように2面の屋根と屋根の間に設置され、雨水などを排水する役割をもっています。
両方の屋根から流れてくる雨水を一挙に引き受けることになる谷樋。
他の屋根よりも砂塵や雨水が溜まりやすいため、劣化も早くなりがちです。
したがって何より重要となってくるのがその耐久性です。
谷樋は基本的に屋根の材料と同じ物で作られますが、同じ材料であっても厚みを増したものを使用するのが一般的です。
他の材料では、ガルバリウム鋼板やトタン、ステンレスなどで作ることもあり、「谷樋板金」と呼ばれています。
また、谷樋の下では防水シートを2重にする対策が取られているケースもあります。
上記でも述べた通り谷樋は、雨水が集中して流れる箇所です。
そのため消耗や劣化、詰まりなどのトラブルが頻発しやすく、結果として雨漏りの原因になることが多い傾向にあります。
では、具体的にどのようなことが雨漏りの原因となるのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。
出典:https://blog.goo.ne.jp/odohuran/e/ce5cc5e1f47bc6e3cc7f48d0c7d3d24e
谷樋は2つの屋根の交わる場所で、両方の雨水が集まりまとまって流れる部分です。
そのため、谷樋では通常の屋根材よりも頑丈な材料が使われたり、同じ部材でも厚みを持たせたりしていますが、それでもやはり雨漏りのトラブルが絶えません。
ここでは、具体的な例をあげて谷樋から発生する雨漏りの原因を解説します。
年数が経つと谷樋が傷み、曲がったり歪んだりすることがあります。
そうなると正常に雨水を排水することができません。
谷樋が排水できず水が溜まりやすい状況になると、屋根の劣化も早まり、そこから錆が発生し穴があくことで雨漏りしてしまいます。
とくに屋根の勾配がなだらかなトタン屋根(瓦棒葺き屋根)で多く見られるケースです。
オーバーフローとは雨水を処理しきれず溢れてしまうことから発生します。
その原因は経年劣化による谷樋の変形に加え、近年多発している集中豪雨や豪雪、ゴミや落ち葉の詰まりなど多種多様です。
谷樋が雨水を捌ききれなくなると、排水されなかった雨水が逆流し建物内部に侵入してしまいます。
日曜大工で住宅の修繕をする人も少なくありません。
しかし誤った判断で誤った修理をしてしまうと、逆効果となり余計に雨漏りがひどくなることも。
屋根の修理は、排水と防水の視点から構成がされており、素人目には判断がつかない部分も多くあります。
自分でできそうな修理でもすぐに手を出さず、一度工務店やリフォーム会社に相談してみましょう。
谷樋の雨漏りは、排水が適切にされず水が溜まることが大半の原因であることがわかりました。
そうすると雨漏り対策として考えられるのは、適切な排水をすることだといえます。
以下では自分でできる具体的な対策から、見直しポイントに至るまでを紹介します。
自分でできる対策として有効なのが、谷樋に溜まったゴミや枯葉などの除去です。
ゴミや枯葉は水が溜まる原因となります。
こまめにチェックし掃除することで排水の滞りを防ぎましょう。
谷樋が瓦でできている場合は、排水する量の調整も重要になってきます。
瓦の谷樋は受け幅を変えることができ、その地域の雨量や特性に応じた調整が可能です。
幅が狭すぎると溢れ、広すぎると滞留の原因となるため、上手く流れていない場合は適切な幅に調整してもらった方がよいでしょう。
下葺き材とは屋根材の下に敷かれる防水シートのことです。
通常は1枚ずつ敷かれますが、谷樋は消耗頻度が高いため、下地を守る処理を厚くするためにも重ねて敷くことがおすすめ。
谷樋から雨漏りした場合でも、建物にすぐに浸入してしまうのを防ぐことができます。
流れが悪く滞留しがちな谷樋の多くは、瓦棒葺きなど勾配の緩いトタン屋根であることが多いです。
屋根の勾配がゆるいと、谷樋が充分な傾斜に至らず水の流れが悪くなります。
傾斜の少ない建物の場合だと、新しい屋根材に葺き替えをしても根本的な解決にはなりません。
傾斜の高さは変わっていないため、再発する危険性があります。
このような場合には屋根の「かさ上げ」が有効です。
かさ上げとは、現在の屋根の上にもうひとつ屋根を作る工事で、勾配も自由に調整できるため必要な傾斜を確保できます。
2つの屋根から雨水が集合し排水する役割をもつ谷樋。
屋根部分とくらべて消耗が激しく、水が溜まりやすいため、雨漏りの原因となることが多い部分です。
誤った修繕をすると悪化してしまうこともあるため、自分で修繕する場合であっても正しい判断のもと修繕がおこなえるよう、工務店やリフォーム店などの専門化に一度相談してみましょう。
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