2019.11.22
塗装は建物の耐久年数と景観をきれいに保つうえで、とても大切な役割を持っています。
しかしどの塗装会社に頼んでも上手くいくわけではありません。
実際には施工不良によって塗膜がうまく形成されていないことも多く、「耐用年数よりも早く塗装が色あせた」、「何年もしないうちに白い粉が手につくようになった」などの症状がでている場合もあります。
そこでこの記事では、施工不良の場合の不具合の見分け方から、塗膜本来の役割、機能についてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
塗膜の施工品質が低いと、劣化が早く建物にダメージを与えやすくなってしまいます。
では低品質な塗膜の場合にはどのような不具合が発生するのでしょうか?
ここでは不具合の特徴と原因をまとめました。さっそく見ていきましょう。
塗装関連でもっとも代表的な劣化現象のひとつであるのがチョーキングです。
塗膜が劣化すると塗料の顔料がむき出しになり、触るとチョークのような白い粉が手につきます。
規定されている塗料の使用量が守られていない場合は、劣化が早まり3年程度でこの症状が発生することも。
塗料の膜となる樹脂が紫外線や雨、熱などによって劣化することで顔料が露出し、表面が粉になることが原因です。
塗装の色あせも不具合のひとつで、塗料が基準量でないと劣化が早まり3年程度で色あせてしまいます。
この症状の主な原因は紫外線です。樹脂によって保護されていた顔料が露出することで紫外線に当たり、色素を奪って色あせます。
また、耐候性の悪い顔料や黄色く変色しやすい塗料を使用していることが原因です。
塗膜のひび割れや、建物にき裂が入った状態のことを指します。
塗料の塗布量や適正な温度、乾燥時間を守らないことが塗膜や外壁のひび割れ・き裂となる原因です。
塗布量はあらかじめ決められているため、多くても少なくても不良が生じます。
短期間のうちに光沢を失ってしまう現象です。
塗装が均一にされておらず、塗り方が雑であったり、塗装するローラーが汚れていたりすると塗りムラができてしまい、そのまま光沢のムラにつながります。
塗膜が下層面から浮き上がり、外壁に膨らみが出ている状態です。
放っておくと広がり塗膜がボロボロになって剥がれ落ちてしまいます。
塗料の塗布量や希釈率、下塗りと上塗り塗料の組み合わせなどが原因。
既定の用量と適正な塗料を選定することが必要です。
塗膜は液体の塗料を乾燥させたときにできるコーティングのことです。
塗装でこのコーティングを作ることで、素材の傷みや劣化を防ぎことができ、見栄えもきれいになります。
とくに建物で、日光や雨風にさらされる外壁や屋根など露出している部分の塗装は、建物の耐久力につながるため重要です。
この部分がおろそかだとあっという間に屋根がサビたり、壁が崩れてしまい雨漏りや腐食の原因になります。
先でも述べましたが塗膜には
という2つの役割があります。
塗膜を作るための塗装作業がしっかり行われていないと、それぞれ解説していきます。
住宅や建物の建築材料としてよく使われるものに、金属板やコンクリート、モルタルなどがあります。
これらの建築材料を塗膜でコーティングしていないとどうなるでしょうか?
金属板はサビて穴があき、コンクリートやモルタルは雨水を吸収し割れたり砕けたりしてしまいます。
屋根は紫外線や直射日光によって変形や色褪せが生じてしまいますよね。
塗装し塗膜でコーティングすることで、このようなリスクから建物を守ることができるのです。
塗膜の2つ目の役割は建物の外観を美しく保つことです。光沢のある塗膜などを使用することにより建物を美しく保つことができます。
耐用年数は一般的なものでおよそ10年程度。それ以降は色褪せなど劣化が発生しますので再塗装が必要です。
塗膜といっても塗料の違いによってコーティングの機能も変わってきます。
たとえば防水に強い塗膜であったり熱に強い塗膜であったりと得意分野はさまざま。
ではどのような機能があるのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
外壁に多く使われている塗膜で親水性があります。
フッ素塗料や無機塗料代表的で、耐用年数も長いものが多いのが特徴的です。
汚れが塗膜よりも浮いて付着するため、雨が降ると壁の汚れも洗い流してくれる効果があります。
近年は猛暑で家の中でも熱中症にかかるリスクが増えています。
しかしこの遮熱性塗膜を使用すると、太陽熱をはねのける効果があり、温度を2~3度低くすることができます。
この2つの塗膜はどちらも建物に雨が侵入してくるのを防ぐ機能があり、雨漏りを防ぐこともできます。
密着性が高いのでほとんどの外壁や屋根に使用することができ、透明な塗料もあるため建物の雰囲気を壊すこともありません。
この塗膜は摩擦による劣化を防ぐ効果のある塗膜です。
シリコン塗料の倍という非常に強い耐久性を持っていることから、外壁や屋根といったハードな環境でも劣化しにくいことが特徴です。
日当たりの悪い壁などに使われる塗膜で、カビなどの繁殖を防ぎます。
他の機能を持つ塗膜に混ぜ合わせて使用することができ、防カビ機能を付加することも可能です。
塗膜の大きな役割は建物の保護と、外観を美しく保つことです。
しかし、塗装のレベルが低くしっかりとした施工がされていない場合には、チョーキングや色褪せ、ひび割れなどが耐久年数よりも早く発生してしまいます。
その結果、建物自体の劣化も早めてしまう危険性があるため、業者選びは慎重に、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
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